桜と紅葉の時期に京都御苑を堪能する方法と周辺のおすすめの京グルメ

京都御苑は京都の街のほぼ中心地に位置しており、1869年に東京へ遷都するまで皇居として使用されていた京都御苑を中心に、仙洞御所、京都迎賓館なども含む65ヘクタールの広大な敷地な公園です。貴族文化を彷彿とさせる建物が残っていて素敵な場所です。また約1000本もの様々な種類の桜が植えられているので、春はそれらが次々と咲いて、目を楽しませてくれます。紅葉の時期には桜以外にもイチョウなどの大木の葉が赤や黄色に色づきます。そのため京都御所は桜や紅葉の名所ろ言われ、観光客が多く来園します。今回はそんな京都御苑の魅力と周辺の京都らしいグルメスポットを紹介します。

住所 京都市上京区京都御苑3
電話番号 075-211-6348
Wi-Fi 京都御苑にはWi-Fiスポットはないが、近くのマクドナルド烏丸丸太町店、京都ガーデンパレスホテルなどにはあり。
アクセス方法 伊丹空港からリムジンバスで京都駅(八条口)まで約1時間、1310円
関西空港からリムジンバスで京都駅(八条口)まで約1時間30分、2550円
京都駅から地下鉄烏丸線「丸太町駅」もしくは「今出川駅」下車すぐ
京都駅からタクシーで約15分、約1500円
開館時間 いつでも入場可能、御所は午前9時~午後3時50分(季節、日によって変動あり)
定休日 いつでも入場可能、御所は基本的に月曜日が休み(月曜が祝日の場合は翌火曜日、12月28日から翌年1月4日、皇室行事で使用する日)
料金 無料
対応言語 入場が自由な場所のため、外国語の対応は特になし
その他施設 飲食店、自販機、休憩所あり
設置物 AED、車椅子の貸し出し、授乳室、オムツ替えスペース、車椅子トイレ
駐車場 中立売に約250台、清和院に約80台@3時間500円(以降1時間ごと100円)
トイレ 多目的、車椅子用、ベビーシート併用トイレあり
公式HP http://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/english/index.html

京都御苑ってどんなところ?

京都御苑の概要について

京都御苑は東西が約700m、南北が約1300mの約65ヘクタールの広大な敷地の公園です。中には 京都御所、仙洞御所、京都迎賓館も含みます。京都御苑は1869年に皇居が東京に移転するまでここには140もの宮家、公家の屋敷が立ち並んでいた所です。現在はそれらの邸宅を取り除き、公園として開放されています。ここには閑院宮邸跡や拾翠亭などの歴史的な建物も一部残されている反面、テニスコートやゲートボール場などの娯楽施設もあります。また、ここには5万本もの樹木が植えられており、桜や紅葉の名所としても知られています。

京都御苑の歴史について

794年に桓武天皇が奈良から京都へ遷都を行い、平安京が造られましたが、それは現在の京都御苑の場所より約2キロ西にありました。度重なる火災により、1331年に現在の場所が皇居とされるようになりました。それから約500年間、皇居として使われましたが、1869年に東京に遷都してからは、多くの宮家も東京へ移転したため、その後は荒廃していきました。1877年に京都へ還幸された明治天皇はその荒廃ぶりに心を痛め、京都府に御所の保存と旧観の維持を司令しました。それに伴い、宮家の邸宅を取り除き、道路を整備し、樹木の植栽をし、1915年には現在のような姿になっていきました。1947年には皇室地から国民公園として、一般開放されるようになりました。

京都御苑へのアクセス方法

京都御苑へのアクセス方法

京都の街へは伊丹空港、関西空港共にリムジンバスが便利です。京都駅(八条口)まで伊丹空港からなら約1時間、関西空港からなら約1時間30分になります。京都御苑へは京都駅から地下鉄烏丸線に乗り「丸太町駅」もしくは「今出川駅」で下車してすぐに着きます。「丸太町駅」からは1番出口もしくは2番出口から出てください。下立売御門もしくは堺町御門が近いので、そこから中に入ることができます。「今出川駅」からは6番出口もしくは3番出口から出てください。乾御門もしくは今出川御門が近いです。京都御苑には自由に入ることができます。入場料や申し込みなどは必要はありません。

京都御苑の見どころ

京都御所

御所とは歴代の天皇が生活や政務を執り行った場所です。現在は宮内庁が管理していますが、休みの時以外は一般開放をしており、特に申し込みなどは必要ありません。宮内庁職員による案内もあり、中国語では10時と14時に行われます。所要時間はおよそ50分になります。希望の場合は開始時刻の少し前に清所門を入って右の「参観者休所」に行ってください。入場料等は無料です。

参観の注意 

御所を見学する場合は清所門から入場しましょう。ここで手荷物検査を受けてください。特に申し込み等は必要ありません。御所の見学をする場合の注意点を紹介します。まず、ペットやスーツケース等の大型の荷物、危険物は持ち込めません。中立売休憩所にコインロッカーがありますので、利用してください。ロープ内の通行をし、職員の指示には従いましょう。喫煙、飲食、スケッチ、拡声器の使用、プラカード・横断幕の掲示、ドローンの持ち込み撮影、他の来場者に迷惑のかかる行為は禁止されています。写真撮影はできますが、業務用の大型カメラや三脚、脚立は持ち込めません。場内は玉砂利が敷いてありますので、歩きやすい靴で行きましょう。

御車寄(おくるまよせ)

天皇の許可のある者が御所に来た時の正式に参内する玄関です。ここで牛車を降りて御所内に入りました。(参観者は中に入ることはできません)

諸大夫の間(しょだいぶのま)

御車寄から御所内に入った者が待機する部屋で、格の高い順に「虎の間」、「鶴の間」、「桜の間」の3部屋が東から並んでいます。位によって待つ場所も違ったわけです。

新御車寄(しんみくるまよせ)

御車寄から50mほど離れたところにある玄関。大正天皇が即位した1915年に自動車が付けられるように新築された玄関です。

建礼門(けんれいもん) 

京都御所の正門で、現在も天皇皇后及び外国の元首級のみが通ることのできる最も格式の高い門。794年に平安京に遷都されてから、御所の南門を「建礼門」と呼ぶようになりました。

紫宸殿(ししんでん)

建礼門の真正面に見えるのが紫宸殿で、御所内で最も格式の高い正殿です。というのもここでは天皇の即位式を行うだからです。ここでは明治、大正、昭和天皇の即位式が行われました。紫宸殿の中央には天皇の御座「高御座(たかみくら)」、その東に皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれています。これは天皇が公式に座る椅子で、大正天皇の即位式の時に作られた物です。現天皇の即位は東京で行われたので、これを運んで使ったそうです。

清涼殿(せいりょうでん)

清涼殿は天皇が日常生活をおくる場所です。そのため、襖などの間仕切りが多いです。現在の建物は1790年に建てられたものです。

小御所(こごしょ)

寝殿造りと書院造りの両方の様式が混在した珍しい建物で、様々な儀式が行われたところです。将軍や大名などの武家との対面にも使用されました。

御池庭(おいけにわ)

小御所と御学問所の前に広がる日本庭園です。かなり大きな池を中心とした回遊式庭園で
す。四季折々の美しさを楽しむことができます。

蹴鞠(けまり)の庭

蹴鞠(けまり)の庭

蹴鞠とはサッカーのようなもので、蹴鞠(ボール)を地面に落とさず数人でパスを続ける平安貴族たちのスポーツです。現在も国賓が来日した際にはここで蹴鞠が行われます。

御学問所(おがくもんじょ)

ここは歌会など学芸に関する行事や、臣下との対面に使われたところです。

御内庭(ごないてい)

御池庭(おいけにわ)のさらに奥に繋がる庭で、御常御殿(おつねごてん)や御涼所の前に広がる庭。茶室があったり、石橋がかけてあるのが見えます。

御常御殿(おつねごてん)

京都御所の中で最も大きな建物で、15世紀頃から清涼殿に代わり天皇の日常生活の場として使われた所です。明治天皇も東京へ遷都するまではこの御殿に住んでいました。美しい襖絵を見ることができます。

仙洞御所

仙洞御所は退位した天皇のお住まいで、仙人の住む所という意味が転じてそう呼べれるようになったそうです。こちらにあった建物は1854年の火災で焼失してしまい、再建されることなく、庭園と茶室のみが残っています。仙洞御所内にある大宮御所は後水尾天皇の皇后であった東福門院のための御所として造られたものが元ですが、1900年代に入り、洋室に改装し、住居としての実用性を向上させました。現在もここは天皇、皇后、皇太子、皇太子妃が京都府へ帰京する際に滞在施設として使用されています。

参観の仕方

仙洞御所を参観するには事前予約が必要です。かつ、満18歳以上の人しか参観することができませんので、注意してください。公式ホームページには日本語と英語のページしかありませんが、ここに予約方法が掲載されています。ハガキ、インターネット、窓口で直接の3通りの申し込み方法があります。
おすすめはオンライン予約です。画面表示にしたがって入力してください。参観希望日の3ヶ月前の月の1日午前5時から希望日の3日前の午後11時59分まで受付けてくれます。ハガキの場合は参観希望の3ヶ月前から1ヶ月前の日の消印までが有効です。消印の早い日から受付し、定員に達した時点で締め切りになります。直接窓口で申し込む方法は、3ヶ月前の月の1日から希望日の前日まで京都事務所参観窓口で受付をしています。申込みには本人を確認できるものの提示が必要になります。場所は京都御苑の中立売休憩所の近くで時間は8時40分~17時になります。詳しくは下記にアクセスして見てください。

https://sankan.kunaicho.go.jp/english/index.html

なお、仙洞御所の中は職員に先導されながら見学します。見学は庭園のみになります。

庭園

庭園には北池と南池の2つの池があり、南池にはいくつかの中島が浮かんでいます。南端には醒花亭(せいかてい)という茶屋があります。外壁が赤いのが特徴的です。北池の西岸には、又新亭(ゆうしんてい)という茶室があります。ここからは2つの池がよく見えます。

御常御殿(おつねごてん)

御常御殿は大宮御所の建物で、皇太后などの御所として使用されましたが、こちらも再三の火災により焼失しており、現在の建物は1854年に孝明天皇が英照皇太后の御所として建てたものです。

拾翠亭

拾翠亭は平安貴族の名家で五摂家の1つである九條家の建物で、現存する唯一のものです。約200年前に建てられたものとされています。建物は全体が数寄屋風書院造りで、九條家が所有していた頃は、主に茶会のための離れとして使用され、今も十畳と三畳の2つの茶室があります。ここは年末、年始及び5/15(葵祭)10/22(時代祭)を除く毎週木、金、土曜日には内部を見学することもできます。また、事前予約で貸切利用することもできます。

参観可能日 年末、年始及び5/15(葵祭)10/22(時代祭)を除く毎週木、金、土曜日
参観時間 9:30〜15:30
参観料 100円

閑院宮邸跡

閑院宮は1710年に創立された宮家で、閑院宮邸跡はその屋敷跡です。1878年に閑院宮家が東京
に移転するまで使用されていましたが、現在は収納展示館として京都御苑の自然と歴史につい
ての写真や絵図・出土品等の展示をしています。毎月第1・第3土曜日 13:30~14:30には
職員による閑院宮邸跡収納展示館及び京都御苑の見どころ案内があります。また、毎日3回20
分ほどのミニガイドも開催しています。参加費はどちらも無料です。

参観可能日 平日の月曜日、12/29~1/3以外
参観時間 9:00〜16:30(受付は16時まで)
参観料 無料

京都御苑の桜と紅葉

桜の時期の見所

京都御苑には多くの樹木が植えられていますが、桜は様々な種類のものが約1000本あります。
早咲きのものが3月上旬に咲き始め、遅咲きのものは5月上旬まで楽しむことができます。

出水のしだれ桜

下立売御門近くの出水の小川の向かいにあるしだれ桜です。この辺りは賀陽宮邸跡になります。

旧近衛邸の糸桜 

今出川の駅の近く、京都御苑の北にある児童公園は旧近衛邸の跡地ですが、ここにあるしだれ桜の糸桜は大きくて特に有名なので必見です。

他にも旧有栖川邸跡地にある里桜や京都御所の建春門近くの桜松、西園寺邸跡の霞桜などが有名です。また、苑内全域には山桜があり、美しく咲き誇ります。

紅葉の時期の見所

通年、11月中旬から12月中旬の約1ヶ月が京都御苑の紅葉の季節です。ケヤキ・イチョウ・モミジ・サクラなどが苑内では次々に紅葉していきます。京都御苑は市内でも有数の紅葉の名所として知られています。

清水谷家跡のムクノキ

蛤御門の近くにある清水谷家跡にあるムクノキは大きく、見栄えします。その後ろには大文字焼きで有名な大文字山が見えるので、それを借景にして写真が撮れます。

閑院宮邸跡

閑院宮邸跡には「床に写る紅葉」を楽しめる部屋があります。閑院宮邸跡の庭には紅葉の木があり、それが床に写って見えるのです。紅葉の季節には床が赤くなりますし、新緑の季節には緑になるので、「床みどり」とも言うそうです。

拾翠亭

拾翠亭の庭園にも紅葉する木々が多く植えられているので、2階から見ると特にきれいに見えます。池に写り込んだ紅葉も見えます。

一條邸跡の大銀杏

京都御所の皇后門の向かいにある大銀杏です。黄色に色づき、葉が散ると地面が黄色の絨毯のようになります。

他にも出水の小川や児童公園など桜の名所で有名なところは桜の木が紅葉してきれいです。

京都御苑周辺のグルメスポット

二條若狭屋 寺町店

こちらは創業100年を超える老舗の和菓子店です。いろいろな和菓子を扱っていますが、2階には茶房があり、甘味を食べることができます。おすすめは季節によって変わる5種のシロップで食べるかき氷「彩雲」1512円です。

二條若狭屋寺町店の営業時間 10:00〜17:00
住所 京都市中京区寺町通二条下ル榎木町67
電話番号 075-256-2280
定休日 毎週水曜日
公式ホームページ http://www.kyogashi.info/sub5.html

そいる

こちらは京町家で和食が食べられるお店です。京野菜やその日に水揚げされた新鮮な魚を使った料理に定評があります。ランチにはお得なセットもあり900円くらいからあります。夜は日本酒にもワインにも合うメニューです。

そいるの営業時間 11:30〜15:00、17:30〜24:00
住所 京都市中京区鏡屋町50-3
電話番号 075-748-1976
定休日 不定休
公式ホームページ http://www.kyoto-soil.com/

CHIRIRI 本店

しゃぶしゃぶにした豚肉を出汁の効いたつゆでいただくお店です。つゆしゃぶのコースがランチには2200円から、ディナーでは3800円から食べることができます。お店は京町家を使っており、お座敷からは中庭を望むことができ、京都らしい雰囲気満載です。

CHIRIRI 本店の営業時間 11:00〜14:00、17:00〜21:45(日曜、祝日は21:00まで)
住所 京都市上京区室町通り丸太町上ル大門町 265
電話番号 075-222-5557
定休日 不定休
公式ホームページ https://www.chiriri.co.jp/index.html#shop

京都御苑で桜と紅葉を楽しもう!

今回は京都御苑の見どころを紹介しました。京都御苑は約65ヘクタールの広大な敷地の公園です。中には京都御所や京都迎賓館など、歴史的な建物もあり、1000年の古都の雰囲気も残ります。また、現在の京都御苑には多くの木々や花が植えられており、京都市民の憩いの場になっています。桜や紅葉の時期は特に美しく、人気の観光スポットです。1000年の古都の雰囲気の中、桜や紅葉を楽しんでみてください。